カイハツ
ウチの裏は広大な空き地が広がっています。
時期になると、心和ます草木が生い茂ります。
春、近隣の農家が捨てた球根から花を咲かせたスイセン。
殺風景な砂地に一輪だけたくましく。
初夏、奥の小高い丘の周りを藤が取り巻きます。
誰も全く手入れしないので完全自生なんですが、
毎年圧巻の風景を創りだしてくれていました。
盛夏、藤の木陰で休むのが日課だったマーちゃん。
初秋、嫁さんを観察の虜にしたキバネオオベッコウ。
他にもカマキリの卵の観察にもハマってたな。
アブ・蚊・ブヨの害虫も多かったけど、時期ごとに多種目の昆虫を観ることができました。
殆どの草木が枯れて、自然界が来春の準備を始めた先月中頃。
近隣の建物が増築しますのお知らせ…
先月の終わりから重機が入り…
草木は全て刈り取られ、丘も平らにされちゃいました。
あーあ…
駐車場の向こうに3階建ての建物が建つんだって…
夏になると、背丈ほど伸びる雑草を刈るのも今年で終わり。
冬の季節風で吹っ飛んでくる砂も、この冬からはなくなる。
でもちょっと寂しいな…
最後の最後に咲いていた椿。
容赦なく切り倒されてたのには、心が痛みました。
今まで自由に使わせていただいていた地主さんには
本当に感謝しています。
ノーリードで走り回れる環境をありがとうございました。
都市化が進む事、自然が少なくなっていく事…
やっぱり少し寂しいです。
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